タブレットPCを用いた上肢機能協調性評価機器
上肢協調性評価の検査では、あらかじめプリントされた幾何学系のパターンを患者様がなぞり、どれだけ元のパターンに追随して図形を描けるかといった検査があります。
このほど弊社がご提案する「TraceCoder®」は、この検査をソフトウェア化し、タブレット端末を利⽤して測定できるように開発されたものです。データ測定やスコア化などの解析、患者様への検査結果即時提⽰などあらゆる⾯で上肢協調性評価を⽀援します。
医療従事者様のメリット
すぐに
確認
リハビリの経過をその場ですぐに確認が可能
患者様別に簡単に過去データを呼び出すことができるため、リハビリ進捗の経過観察がその場で行えます。経過の把握がすぐに行えますから、新しく検査を行うたびに今後の方針を立てるお役に立ちます。
すぐに
計測
測る手間をなくし時間短縮
従来の用紙にプリントした図形をなぞる検査では、元図形との乖離幅を求めることは手間と時間がかかっていました。本製品では基本図形との乖離幅などは自動で計算されるため測定の手間が不要になり、大幅な時間短縮が可能です。
簡単
管理
タブレット端末で定量評価が可能
紙による管理からデータによる管理に変わるため、検査結果の保存、閲覧、呼び出しが容易に行えるようになり、客観的な定量評価が出来ます。
患者様のメリット
すぐに
数値化
検査結果をその場ですぐに数値化・確認可能
紙による管理からデータによる管理に変わるため、検査結果の保存、閲覧、呼び出しが容易に行えるようになり、客観的な定量評価が出来ます。
やる気
アップ
すぐに確認できるためモチベーションアップに
総合スコアの変化をすぐに確認できるため、患者様のモチベーションアップにつながります。
OS | Windows10 pro |
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サイズ | 275mm x 173mm x 14mm |
重量 | 907g |
解像度 | 10.6インチ / 1920 x 1080 |
オプション | カメラ・テンキー・サーバーシステム |
打点検査
基準の円の中心へ向け、直上10cmからペンを振り下ろし、入力座標と円中心部の乖離幅を算出する検査。
トレース検査
基線(直線、⽅形波、正弦波、三⾓波、円、螺旋)から任意の図形を選択し、基線をペンで被験者がなぞり、基線と⼊⼒座標の乖離幅を算出する検査。
線引き検査
縦方向に描画された2直線間を結ぶ検査。
本検査では主に測定障害を検査することができる。
指標追跡検査
基線(直線、⽅形波、正弦波、三⾓波、円、螺旋)から任意の図形を選択。
選択した基線上を動体マーカーが秒速10mm程度で移動する為、被験者が動体マーカーを追従するよう基線をなぞり動体マーカーと入力座標の乖離幅を算出する検査。
検査結果は検査終了後すぐに結果画面にて表示されます。
検査結果データの保存や最大乖離幅の数値化以外にも、乖離幅時系列グラフやヒストグラム、レーダーチャートでも検査結果を表示するため、患者様の傾向などが一目で分かります。
検査ごとに蓄積されたデータを基に多方向の評価を行うことが可能です。結果をすぐに患者様へ提示することで、リハビリのモチベーションアップにもつながります。
乖離幅時系列グラフ | 時間軸をX軸、乖離幅をY軸としてグラフ |
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ヒストグラム | ヒストグラムで乖離幅のバラツキを視覚的に表示 |
周波数解析 | フーリエ変換を用い、乖離幅の傾向を表示 |
筆圧時時系列グラフ | 専用スタイラスから入力される筆圧量を表示 |
累計乖離幅率 | 乖離幅率を積算したグラフ |
レーダーチャート | 乖離幅の標準偏差、中央値、最大値、平均値、スコアをレーダーチャート形式で表示し、過去との比較が容易に行える |
データベース化された情報の管理が行えるため、患者様ごとのデータ呼び出しや保存が簡単に行えます。
また、新たな検査の実施時などでは、過去データを利用しての新規テスト入力補助、タッチ式で選ぶだけの入力補助など業務の簡素化、効率化を実現しています。
タブレット端末を利用した検査ですから、機器の持ち運びも簡便で患者様も扱いやすく、例えば病床など診療室外での検査も行えます。
製造・発売元株式会社システムネットワーク
〒530-0051
大阪市北区太融寺町2番18号 9F
TEL 06-6364-0529
FAX 06-6364-2759