偏光板・偏光フィルターについて

 

偏光板・偏光フィルターについて

照明やカメラレンズのオプションに、偏光板・偏光フィルターがあります。

偏光板・偏光フィルターを使うことで、ワークのギラツキや表面反射をキャンセルできます。

 
 
title_偏光板の種類  
板種類

偏光板は、非常に細かいスリット状構造のフィルムで、照明用の偏光板と、レンズに取り付けられる偏光フィルターがあります。

照明用の偏光板は、バー照明や面照明の場合偏光の方向によりA型/B型の種類があります。

 
 
title_偏光の原理・効果  
原理の画像  

偏光板・偏光フィルターは、スリットにより特定の振動方向の光を透過し、その他の方向に振動する光を減衰させることができます。

特定の光をカットし一方向の光を撮像することにより、反射や外乱光の影響を軽減することが出来ます。

 
 
title_使い方・構成  
構成

マシンビジョンでの偏光板・偏光フィルターの使い方としては、

・光を照射する照明側に偏光板を1枚

・撮像を行うレンズ側に偏光フィルターを1個

を組み合わせて使うことによって、偏光効果をより強く引き出すことが可能です。

 
 
title_透明ビニール封入製品の撮像比較  
比較画像1  

ビニール袋などワークを覆うようにハレーションが起きる場合に、偏光板・偏光フィルターを活用することでハレーションを抑えた撮像が可能です。

 
 
title_偏光板による効果比較  

樹脂や文字などの判別において、光の当て方によっては筐体表面の反射などにより判別が難しい時があります。

偏光板を使うことにより、外乱要素を抑えることが出来ますが、減光効果もあり、照度が著しく低下いたします

レンズ側の偏光フィルターでも減光効果があるため、照明側と合わせて撮像画像はかなり暗くなります。

このような場合は露光時間を長くとることで、外乱要素を除去した撮像が可能です。

 
 
title_取り切れないハレーションへの対策案  
ハレーション・IFHA画像  
 

円筒や曲率の強いワークに生じた強いハレーションでも、規則性があれば偏光板と偏光フィルタで表面反射や照明の映り込みを防ぐことができます。

しかし、包装パッケージフィルムなどの凹凸や嚙みこみ・金属表面のヘアラインなど、規則性のない表面反射を低減させる際には、IFHAシリーズが最適なチョイスになります。

 
 
title_IFHAシリーズのご紹介  
IFHAシリーズ画像  
 

IFHAシリーズは、方形が□25/□50/□75/□100/□150/□200/□300の7種類、異方形が200x100/300×150/400x200の3種類、発光色も赤/白/青/緑/赤外(850nm)の5色を取り揃えております。

IFHAシリーズの詳細につきましてはこちら  
 

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