黒色ワーク撮像テクニック特集

 

今回は黒色ワークの撮像テクニック特集になります。

黒色ワークで特に難易度が高い下記2パターンについて紹介いたします。

 

黒色ワーク上に黒色異物がある場合

課題:ワークと異物が同じ色だと判別が非常に難しい

 
title_黒色ワーク1
黒色ワーク1  

濃いグレーのスポンジ素材に、黒色の異物が混入した状態の画像です。

マーク部分に黒色の異物がありますが、比較的わかりにくい状態です。

 
title_黒色ワーク2
IDDA-KH  

画像処理を用いて混入した異物を検出する場合、通常の場合ではドーム照明などで均一な光を照射して確認する場合が多いです。

しかし黒色のワーク上に黒色の異物がある場合には、均一な光を照射してもワークと異物が同色になってしまう為に、コントラストをとることが難しくなります。

 
title_黒色ワーク3
IDRA-T_blue  

解決方法:

異物に対してローアングルから光を照射することによって、ワークと異物の段差のエッジを強調することが可能です。

さらに短波長の青色、紫外光などの散乱率が高い方ものを選定することにより、細かな異物でも検出できます。

 

IDRA-Tシリーズの外観や詳細・デモ機貸出等につきましては、下記よりご確認いただけます。

 

IDRA-Tシリーズ

 
 
 

黒色ワークで光量が必要な場合

課題:黒色だと光が吸収されるのでタクトが早い検査だと光量が足りない

 
title_黒色ワーク4
IDR-F_normal  

黒色ワークは光を吸収するため、撮像画像が暗いなど困った経験はないでしょうか?

 
title_黒色ワーク5
IDR-F_overdrive  

結果:

タクトが早い検査や超精密部品の検査を行う場合にはシャッタースピードを上げる必要がありますが、光量が足りなくなるという問題があります。

 
title_黒色ワーク6
ISSDR-F_Overdrive  

解決方法:

スーパーストロボ照明を用い照明を瞬間的にオーバードライブすることで、定常光に比べ16倍~137倍明るくすることが可能です。

スーパーストロボ照明(ISSシリーズ)は、業界最高クラスの明るさを実現した照明で、高速シャッター活用シーンで圧倒します。

 

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ISSシリーズ

 
 

最後までご覧いただきありがとうございます。

ご紹介させていただいたような黒色ワークのように、撮像上でのお困りごとがございましたらお気軽にご相談ください。

弊社で照明選定のお手伝いをさせていただきます。

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